結論を先に言えば、日頃行ってほしい座り方は「あぐら」「正座」「長座」「体操座り」この4つ。特に「あぐら」と「長座」は実践もしやすく、身体の変化が実感しやすい座り方です。
日頃“お姉さん座り”をしている方の場合、この座り方によって「内もものたるみ」「外ももの張り」「ふくらはぎの内外側の張り」「膝上のたるみ」などにつながっているケースが多いんですね。
ストレッチや筋トレを頑張っているけど、全然痩せない。そんな方は、根本原因である座り方を自然に直せば、今までと違った身体の変化を実感できるようになります。
この記事では、
・これだけで痩せる?実践してほしい4種類の床での座り方
・床で座るときの注意点
などを、パーソナルトレーナー歴12年の伊藤出(@izuru_style)が解説します。
また今回の内容はYouTubeでも解説しているので、よかったらこちらも参考にご覧ください。
今回の記事の内容
これだけで痩せる?実践してほしい床での座り方①:あぐら
先ほどもお伝えしましたが、これから痩せたい方は以下の4つの座り方がおすすめです。
①あぐら
②正座
③長座
④体操座り
まず最初は、「あぐら」のポイントを解説しますね。
あぐらのポイント
自宅で一番実践しやすいのが「あぐら」だと思います。
あぐらで床に座ると、
・脚の関節が捻じれにくい
・正座に比べると脚がむくみづらい
などのメリットがあり、下半身痩せにつながるんですね。
日頃お姉さん座りの方があぐらに変えると、
・外ももの張りが改善する
・内もものたるみがスッキリする
・膝下の張りが軽減する
などの変化が実感しやすくなります。
お姉さん座りをするとなぜ脚が太くなるのか?ということは以下の記事で詳しく解説しているので、よかったらこちらも参考にご覧ください。
2023.04.24
99%悪影響が出る!脚が太くなる7つの座り方
椅子や地面に座っているとき、自然な状態から崩れてしまっていると、それが原因で脚が太くなることがあります。 特に「お姉さん座り」「長時間脚を組む」「足が浮いている」などに該当すれば、外・前ももの張りや内もものたるみがかなりひどくなってしまうんですね。 逆に今回お伝えする座り方に該当...
あぐらの注意点
ただ「あぐら」で注意したいのは、
長時間背中を丸めて座っていると、お腹や下半身が太くなる可能性もある
ということです。
床に座ってあぐらをかくと、自然に背中って丸まりますよね?
このとき、お腹あたりが圧迫されます。
体内に流れるリンパ液は、基本的に下から上の一方通行で流れているんですね。背中を丸めて長時間座っていると、お腹が圧迫されて、お腹や脚にリンパ液が滞ってしまう。
そうすると、むくみによって「お腹周り」「下半身全体」が太くなる可能性があります。
理想で言えば、お尻の下に何か高さを上げるようなものを敷いて、その上であぐらをかく。
これは「バランスディスク」に座っていますが、こういうものに座ると、骨盤を立てやすくなります。そうすると、背中も丸まらず姿勢がよくなるんですね。
こういう状態が理想で、座るものは何でもOKなので、痩せたい方はお尻の高さを上げる&あぐらで床に座ってみてください。
これだけで痩せる?実践してほしい床での座り方②:正座
続いておすすめの床での座り方は、「正座」です。
正座のポイント
正座に慣れない方もいるかもしれませんが、最も自然な姿勢ができる座り方です。
日頃丸まって座っている方が正座に変えると、
・お腹や腰回りがスッキリする
・お尻のたるみが改善する
などの変化を実感しやすくなるんですね。
地面に適当に座ると、だいたい骨盤が後傾状態になってしまう。
ただ正座で座ると、骨盤が適度に前傾して姿勢そのものが良くなります。
こういう姿勢の崩れはお腹周りのたるみに直結するので、お腹周りをスッキリさせたい方は正座がおすすめですね。
正座の注意点
ただ一番の問題点は、
正座をすることで、下半身全体が圧迫される
ということ。
そうすると、
・脚の血流などの循環が悪くなる
・下半身全体のむくみがひどくなる
・結果、脚が太くなることもある
ということが考えられます。
もし脚の太さやむくみが気になっている方は、正座をするときに「座椅子」などを使って脚に空間を開ける工夫が重要なんですね。
そうすると姿勢も整いますし、脚のむくみも軽減できる。結果、お腹から下側のスッキリさをより体感しやすくなります。
これだけで痩せる?実践してほしい床での座り方③:長座
続いておすすめの床での座り方は、「長座」です。
脚やせしたい方は、長座が一番おすすめですね。
長座のポイント
長座の最大ポイントは、
脚に全くストレスがかからない
ということ。
日頃「お姉さん座り」や「あぐら」で脚がむくむ方は、長座に変えることで脚へのストレスが軽減されて、むくみがスッキリします。
その結果脚が細くなる方もいるはず。その他の変化で言えば、
・お尻のペタンコさが改善する
・前ももの張りが軽減する
・脚全体の張りも改善する
などが実感しやすい座り方なんですね。
長座の注意点
ただ長座を実践するとわかりますが、
体重が腕や上半身にかかるので、腕などが疲れやすい
のがデメリット。
ただ「お腹」や「下半身」を細くしたい方は、このデメリット以上に大きなメリットがあります。長座の状態で、足首などを動かす。
そうすると筋肉のポンプ作用でむくみが改善し、
・ふくらはぎの張りが軽減
・膝裏の膨らみが改善する
・足首周りにくびれができる
など、脚のサイズダウンが期待できるんですね。
ですので、脚の太さに悩んでいる方は、
長座+足首を軽く動かす
というセットで床に座れば、脚はどんどん変わっていきますよ。
これだけで痩せる?実践してほしい床での座り方④:体操座り
そして最後の床での座り方は、「体操座り」です。
体操座りのポイント
体操座りも脚の関節が捻じれにくいので、脚の太さが気になる方におすすめ。
崩れた座り方をしている方が体操座りに変えると、
・外ももの張りがスッキリする
・内もものたるみが改善する
などの変化は実感しやすいと思います。
体操座りの注意点
ただ体操座りは、どうしても背中が丸まってしまいますよね。
こういう状態で長時間座ってしまうと、
・前ももの張り
・腰の張り
・下腹部のたるみ
などにつながる可能性があるので、長時間はおすすめしづらいのが正直なところ。
ですので、床での座り方を改善して身体を変えていきたい方は、
お尻の高さを上げた「あぐら」か、足首を軽く動かす「長座」が最もおすすめ
です。
なので、どちらかを実践してほしいなと思います。
これだけで痩せる?実践してほしい4種類の床での座り方のまとめ
今回は、これだけで痩せる?実践してほしい4種類の床での座り方について解説しました。
・床での座り方は、4種類がおすすめ
・あぐら、正座、長座、体操座り
・最もおすすめは「あぐら」と「長座」
床での座り方って、なかなか難しいですよね。習ったこともないし、自分では良いと思っていても、実はあまりよくなかったりすることもあります。
ただ今回の内容である程度座り方を精査していただけると思うので、あとは一番シックリくる座り方を実践してもらえればOKです。
ちょっとした座り方の癖は体型を大きく変えてしまうので、ぜひ今回の内容が少しでも参考になれば嬉しく思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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