
ふくらはぎの内側が太い。この悩みを根本的に改善するためには、「膝や足首の関節を整える」「姿勢や歩き方を自然な状態に直す」などが必要です。
ふくらはぎの内側は、筋肉がついたという単純なことでだけで太くなるわけではありません。筋肉の張りやむくみ、関節の捻じれが複合的に合わさって太くなっています。
まずやるべきことは、ふくらはぎ周辺の筋肉を緩めて整えること。これができると、今悩むふくらはぎの内側を細くできます。本気で細くしたい方は、姿勢や動作改善も必須。
この記事では、
・ふくらはぎの内側が太い原因
・ふくらはぎの内側を細くする5つの方法
などを、パーソナルトレーナー歴12年の伊藤出(@izuru_style)が現場での経験も含めてお伝えします。
ちなみに今回の内容はYoutubeでも解説しており、すぐに変化を実感したい方はこちらを実践してみてください。
今回の記事の内容
ふくらはぎの内側がぽっこり太い原因

ふくらはぎの内側がぽっこり太くなっている方は、以下のような原因で太くなっている可能性が高いです。
ふくらはぎの内側の筋肉が張っている
まず考えられるのは、
ふくらはぎの内側の筋肉が張っている
ということです。
今ふくらはぎの内側の筋肉に触れると、パンパンで硬くなっていませんか?こういう方は、何かしらの原因でふくらはぎの内側にストレスがかかって硬くなっている状態なんですね。
例えば前腕で表現するとイメージしやすいですが、グーパーを全力で繰り返すとします。

そうすると、自然な状態よりも前腕の筋肉が張って太くなります。
これと同じことが、ふくらはぎの内側でも起こっていると考えられます。では、どういったことでふくらはぎの内側にストレスがかかっているのでしょうか?
母趾球に体重を乗せて立っている
まず考えられるのは、
足裏の親指の付け根あたりに体重が乗ってしまっている
ということです。
ふくらはぎの内側が太いと悩む方は、日頃から以下のような立ち方をしていませんか?


足元だけに注目してみると、
・つま先を正面に向けて立っている
・足の内側に体重が乗っている
・つま先重心になっている
このような状態になっています。これは、現場でもかなりの方が癖づいているんですね。

この3つがセットになっている場合、体重は母趾球(親指の付け根)あたりに乗りますが、これによってふくらはぎの内側の筋肉にストレスがかかります。
もしこの癖がある方は、日頃立っているだけでふくらはぎの内側にストレスがかかり、
・ふくらはぎの内側の筋肉が硬くなる
・筋肉が張り、ぼわっと膨らみが出る
・ふくらはぎの内側だけが太く見える
という変化が生まれてしまいます。
母趾球あたりで着地を繰り返す
さらに問題になってくるのが、
歩いているときの着地
です。
自然な状態で着地ができると、足裏全体で着地します。このとき、地面から受ける衝撃は脚や体幹全体に分散されるんですね。

そうすると、ふくらはぎの内側だけがボコッと張り出すことはありません。
ただ、ふくらはぎの内側が太い方の場合、母趾球(親指の付け根)あたりで地面を突くように着地している方が多い傾向にあります。


こういう着地をしてしまうと、ふくらはぎの内側の筋肉にかなり強い刺激が加わります。

ちなみに、こういう着地が癖づいている方は「親指の付け根」あたりの皮膚がかなり硬くなっているはず。そういう方は、母趾球で着地しています。
その他には日頃、
などをしている方の場合、同じように母趾球あたりで着地するとかなりふくらはぎの内側はストレスを受けます。
そうすると想像以上に筋肉が張り出てしまい、ふくらはぎの内側が大きくボコッと出てしまう可能性があるんですね。
ここまでお伝えした、
・母趾球あたりに体重を乗せて立つ
・地面を母趾球あたりでつくように着地する
この2つが癖づいていると、ほぼ確実にふくらはぎの内側の筋肉が張って太くなってきます。
ただここで整理しておきたいのは、
ふくらはぎの内側に筋肉がついて太くなっている可能性は低いかもしれない
ということです。
ふくらはぎの筋肉の性質
上記のような原因をお伝えすると、
立ち方や歩き方がまずいと、ふくらはぎの内側に“筋肉がついて太くなっている”ということなんですね。
と言われることもありますが、ふくらはぎに筋肉がついて太くなっている可能性はそこまで高くありません。
問題になっているのは、
ふくらはぎの内側の筋肉が、硬く張っている
ということ。
人間の身体に存在する筋肉は、「速筋」と「遅筋」という大きく分けて2つのタイプがあります。それぞれの特徴をシンプルに解説すると、以下のようになるんですね。
| 速筋 | 刺激を受けると太くなりやすい |
| 遅筋 | 刺激を受けると細くなりやすい |
ふくらはぎの筋肉には遅筋といわれる、「太くなりづらいタイプの筋肉」が多く存在しており、ふくらはぎの筋肉は太くなりづらいのが特徴です。
特別トレーニングで追い込んだりハードにスポーツをしていない限り、筋肉がついて太くなるということは考えづらいと思います。

もちろん過度にランニングや縄跳びをし、母趾球での着地が癖づいている方は筋肉がついて太くなる可能性もあります。
ただ筋肉がつく・つかないより問題になるのが、「ふくらはぎの内側の筋肉の張り」と冒頭でお伝えした「膝や足首の関節の捻じれ」です。
膝や足首の関節が捻じれている
ふくらはぎには主に「腓腹筋」と「ヒラメ筋」という筋肉がありますが、これらの筋肉は本来後方につくのが自然です。

横から見ると、このように後方に膨らみがあります。

もし膝や足首の関節に捻じれがなく、自然な状態であればこのようなに見えるはずです。

この状態から膝下が外側に捻じれた場合、本来後方に見えるふくらはぎの筋肉が内側に出てくるんですね。

両者を比べたとき、同じ脚であっても見え方は異なってきます。

もしふくらはぎの内側の張りが強い方の場合、この捻じれが発生すると、元々ふくらはぎの内側が盛り上がっている分さらに太く見えます。
こういった膝下が捻じれてしまう主な原因は、
・がに股で歩いている
・つま先を開きすぎた内股で椅子に座っている
など、ほとんどが日常で行う姿勢や動作の不自然さが原因です。



そして、この状態に拍車をかけるのが「むくみ」と「脂肪」の存在なんですね。
むくみと脂肪でさらに太くなる
膝や足首の関節が捻じれてしまうと、体内の組織も同じように捻じれます。
そうすると、ホースの中を通る水と同じような状態になり、
・関節が捻じれて血管やリンパ管も捻じれる
・中を通る血液やリンパ液の循環不良が発生する
・血流障害やむくみがひどくなる
などの変化が発生します。
特に膝の関節が捻じれてしまうと、膝裏にある「膝窩リンパ節」というところがつまるため、かなり膝下がむくみやすい環境になるんですね。

ふくらはぎの内側が太いと悩む方は、実際にふくらはぎの内側を触ってぷにぷに感などは感じませんか?
この感覚がある方は、むくみや脂肪量にも問題があり、その結果ふくらはぎをさらに太くしてしまっている可能性があります。
ここまでお伝えしたように、
・ふくらはぎの内側の筋肉が張っている
・膝や足首の関節が捻じれている
・むくみや脂肪量がひどい
・その結果、ふくらはぎの内側が太くなっている
ということが考えられます。
逆の言い方をすれば、
・ふくらはぎの筋肉を緩める
・膝や足首の関節を整える
・むくみを改善する
・脂肪量を減らす
などのことが適切にできると、ふくらはぎの内側を細くできるというわけです。
では具体的に、どのようなことをすればふくらはぎの内側を細くすることができるのでしょうか?
太いふくらはぎの内側を細くする5つの方法①:ふくらはぎの内側の筋肉を緩める

まず最初に行ってほしいのは、
さまざまな方法でふくらはぎの内側の筋肉を緩めること
です。

筋肉を緩めると張りが改善されて、ふくらはぎの内側が細くなることを実感できます。
まずは以下の4つの方法を実践するだけでも、十分ふくらはぎの変化を実感できるので実践していきましょう。
①ふくらはぎのストレッチング
1、立った状態で、脚を前後に大きく開く
2、後方の足裏全体を地面につけておく
3、体重を軽く前側にかけ、後方のアキレス腱やふくらはぎを伸ばす
4、膝が曲がらないように注意し、30秒間ストレッチングを行う
②ヒラメ筋のストレッチング
1、片脚は正座、逆の脚は立膝の状態で地面に座る
2、立膝側の脚は、足裏全体を地面につけておく
3、体重を軽く前脚にかけ、足首を伸ばす
4、30秒間ストレッチングを行う
③足首を軽く動かす
1、座った状態で両膝を90度に立てる
2、身体の後ろに両手を置き、腕に体重を乗せておく
3、すねが力まないように軽く足首を動かす
4、これを1分間繰り返す
④つま先を一気に落とす
1、仰向けの状態で両膝を90度に立てる
2、鼻から息を吸って、軽くつま先を上げる
3、口から息を吐くと同時につま先を落とす
4、これを20回繰り返す
こういった方法をすべてリラックスした状態で行えると、硬かったふくらはぎは柔らかくなって細くなります。
もしこれらの方法でふくらはぎの緩みがわかりづらい方は、「【徹底解説】ふくらはぎの外側が張り出す&太い原因と細くする6つの方法」で紹介している方法もぜひ実践してみてください。
当サイトは、神戸・御影にあるパーソナルトレーニング&ケアを行うIZURUが運営。シェイプアップ・ダイエット・筋トレ・痛み改善・健康・スポーツパフォーマンス向上・メンタルケアなど、さまざまな分野に対応。無料体験も随時受付中。
この記事で紹介している「ふくらはぎを揺らす方法」などがより効果的なので、こういった方法を行うことでよりふくらはぎ全体を細く出ます。
ふくらはぎの筋肉が緩められると、次は膝や足首の関節の捻じれを改善していきましょう。
太いふくらはぎの内側を細くする5つの方法②:膝や足首の捻れを改善する

膝や足首の捻じれを改善するためには、脚全体の筋肉を緩めることが重要です。
この方法も「【徹底解説】ふくらはぎの外側が張り出す&太い原因と細くする6つの方法」の中で紹介しており、
・下肢連動
・足首回し
この2つを実践していただくと、膝と足首の捻じれを改善できます。

ここまでお伝えした2つを毎日実践すれば、かなりふくらはぎの内側は細くなっていきますよ。
ちなみに時間がある方は、以下の動画を実践して膝の捻じれを徹底して改善するのもおすすめです。
この内容を実践するとまっすぐな脚に近づきますし、ふくらはぎの内側のぽっこりさがかなり軽減できます。
またこの動画内容を終えた後にその場で立つと、
・踝の真下
・足裏全体
などに体重が乗っている感覚が出てきます。

人間はこの位置に体重が乗ることが自然であり、ここに体重を乗せて日常を過ごせると、
・ふくらはぎの内側にかかるストレスがかなり小さくなる
・膝や足首が捻じれないし、逆に整ってくる
などの変化が生まれます。「踝の真下」に体重を乗せれば、ふくらはぎの内側を根本的に細くすることができるんですね。
この感覚は後ほど行う姿勢や動作の改善でも重要になるので、関節を整えたタイミングで「踝の真下」をぜひ感じておきましょう。
そして、ここからさらにふくらはぎの内側を細くするために「むくみ」も改善していきましょう。
太いふくらはぎの内側を細くする5つの方法③:ふくらはぎのむくみを改善する

ふくらはぎのむくみを改善するためには、
筋肉をポンプのように活用することが重要
です。
リラックスして膝や足首の関節を動かす。そうすると滞っていたリンパ液が循環して、むくみが改善していきます。

ここから3つの方法をご紹介しますが、適切に実践できると終わった後にふくらはぎが軽くなりますよ。
では、早速むくみ改善をしていきましょう。
①うつ伏せで膝を軽く曲げる
1、うつ伏せになり、両膝を曲げる
2、膝を交互に軽く曲げる
(このとき、もも裏などが力まないように注意)
3、これを1分間行う
②うつ伏せで軽く足首を動かす
1、うつ伏せになり、両膝を90度に曲げる
2、足首を交互に軽く動かし、ふくらはぎの筋肉を動かす
(このとき、ふくらはぎがグッと力まないように注意)
3、これを1分間行う
③仰向けで軽く足首を動かす
1、仰向けになり、脚を肩幅で伸ばす
2、全身をリラックスさせ、軽く足首を動かす
3、これを1分間行う
各1分間とお伝えしますが、時間を伸ばせば伸ばすほどふくらはぎは細くなるので、より細くしたい方は「2~3分間」行ってみてください。特にお風呂上りに毎日続けると、ふくらはぎ全体が細くなっていきます。
ここではご紹介していませんが、膝裏のつまりを改善するようなことをすれば、さらにふくらはぎは細くなっていくんですね。
膝裏のつまりの改善方法は「【徹底解説】膝上(横)にお肉が乗る原因と落とす5つの方法」の中の“膝周りのむくみを改善する”で解説しているので、よかったらこちらも実践してみてください。
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太いふくらはぎの内側を細くする5つの方法④:ダイエットなどで脂肪を落とす

ここまでの流れができると、おそらくほとんどの方のふくらはぎの内側は細くなっています。
ただそれでもまだ太さを感じる方の場合、「脂肪分の多さ」が問題として残っている可能性があるんですね。この場合はダイエットが必要です。
ダイエットについては以下の記事などで紹介しているので、こちらを参考にしていただければと思います。
・本気で痩せたい方必見!40代女性63kgからのダイエット成功例
・【簡単】初心者でも“痩せる”ダイエットの始め方8選
・ダイエット成功例:9ヶ月間で-17kgできた食事方法
・半日断食をして2ヶ月間で-8kgのダイエットに成功した記録
ダイエットまでできると確実にふくらはぎの内側は細くなるので、この流れを実践していただきたいんですね。
ここで一旦振り返ってほしいのが、
そもそもなぜ、ふくらはぎの内側が太くなってしまったのか
ということです。
原因のところで解説した通り、
・母趾球に体重を乗せて立つ
・着地の際に、親指の付け根で地面を突く
・がに股で歩く
などが原因でふくらはぎの内側が太くなっているとお伝えしました。
ですので、ふくらはぎの内側を根本的に細くするためには、日頃何気なく行っている、
・座り方
・立ち方
・歩き方
などを自然な状態に直す必要があります。ここまでできて初めて、根本的にふくらはぎの内側は細くなっていくんですね。
太いふくらはぎの内側を細くする5つの方法⑤:立ち方や歩き方を改善する

実際に実践して欲しい姿勢や動作の改善方法は、以下の記事や動画の中ですべて解説しています。
それぞれの記事などを参考にしていただき、姿勢や動作を改善していきましょう。
やるべきことは地味ですが、これらの姿勢や動作を改善するからこそ、根本的にふくらはぎの内側は細くなっていきます。
座り方の改善方法
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立ち方の改善方法
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歩き方の改善方法
この記事では、歩く(ウォーキング)と便意を催す原因と3つの改善方法について解説。ウォーキングで便意を催すのは、特に悪いことではありません。ただ、体内の機能が適切に働いていない可能性もあり、それを元通りに直すことが重要になります。
階段の上り下りの改善方法
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ここまでお伝えした一連の流れで、今悩まれるふくらはぎの内側の太さが改善します。
本気で1つ1つを丁寧に実践すれば、早い方は1ヶ月でも十分変化が出るので、ぜひ諦めずに継続してほしいなと思います。
ふくらはぎの内側が張り出す&太い原因と細くする5つの方法のまとめ

今回は、ふくらはぎの内側が太い原因と細くする5つの方法を解説していきました。
・ふくらはぎの内側の太さは、筋肉の張り・脚の捻じれが関係する
・日頃の姿勢や体重支持ポイントのズレで張りなどが発生する
・むくみや脂肪が多いと、よりふくらはぎの内側が太くなる
・細くするためには、まず徹底してふくらはぎの筋肉を緩める
・そして関節の捻じれ、むくみを改善する
・脂肪が多い場合は、ダイエットを行う
・根本改善のためには、立ち方や歩き方の改善を行う
・この一連の流れができるとふくらはぎの内側は細くなっていく
こういった内容をお伝えしました。
現場でも悩んでいる方からいろんな声を聞きますが、ふくらはぎの内側が本当に気になって“コンプレックス”になっている方も多くいます。
ふくらはぎの内側は遺伝などで変われないということはなく、少なからず今よりも変えることは可能です。まだまだ「おしゃれ」「恋愛」「好きな自分になる」ということを諦めるには早すぎます。
今回の内容が少しでも悩んでいる方の“変わるきっかけ”になれば嬉しいですね。今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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