現場でもクライアントさんから、
ランニングシューズって、どんな大きさがいいの?つま先が丁度がいいのか、ちょっと余裕がある方がいいん?
といった質問を受けることがあります。
結論からお伝えすれば、
かかとをつめた状態で、つま先側に1cm空間に余裕ができる大きさが適切
です。
後ほど適切なシューズのサイズを画像でも解説しますが、つま先がピッタリ過ぎると「ハンマー足趾」といいう足の指先が曲がってしまう状態になるんですね。
ですので、シューズがピッタリすぎるのは注意が必要です。そして、シューズを選ぶのであれば日本メーカーのシューズがおすすめ。この辺りも含めて、自分に合ったシューズの選び方をお伝えします。
この記事では、
・ランニングシューズの選び方
・おすすめのランニングシューズ
などを、パーソナルトレーナー歴12年の伊藤出(@izuru_style)が解説します。
今回の記事の内容
つま先に1cm余裕がある大きめがいい?ランニングシューズの選び方
まず最初にランニングシューズの選び方を解説しますが、以下の5つを基準にしてもらうと自分に合ったものを選びやすくなると思います。
1、足の縦幅・横幅を合わせる
2、足裏がフラット
3、シューズ内に違和感がない
4、クッション性
5、フィーリング
それぞれ具体的に解説していきますね。
①足の縦幅・横幅を合わせる
ランニングシューズを選ぶときに一番おさえておいてほしいのは、
足の縦幅と横幅を、適切に合わせる
ということです。
“適切なサイズ”というのは、冒頭でもお伝えしたように、
縦幅:かかとをつめてつま先に1cm空間が空くぐらいのサイズ
横幅:足の横幅に合うサイズ
が自分の足に合っているという状態になります。イメージとしては、こんな感じ。
現場でクライアントさんのシューズを確認していますが、意外と自分の足に合っている方って少ないんですね。少し小さめを履いていたり、横幅が合っていない方多い印象です。
この2つが適切に合っていると、サイズに関しては問題ありません。この「1cmの空間」を空ける理由ですが、人が歩いたり走ったりするときの着地のタイミングで、シューズ内で足が前方に1cmほど移動するそうです。
もしつま先に空間がなければ、足が前に移動したときに足の指が曲がります。それが定着すると、足の指が曲がるハンマー足趾になるんですね。
横幅が大きすぎるとシューズ内で足がより遊んでしまい、ケガにつながる可能性があります。
ですので、
・縦幅
・横幅
この2つのサイズを適切に合わせることが重要です。こういったサイズを合わせつつ、以下の基準と照らし合わせながら自分に合ったシューズを見つけていきます。
②足裏がフラット
「ランニングの着地はつま先 or かかと?トレーナーが解説」で、ランニング時の着地について解説しましたが、基本的に「フラットに着地することが重要」です。
フラット着地ができると、
・地面から受ける衝撃が脚や体幹に分散される
・下半身や腰などの痛みの発生を防げる
・ランニングスピードが上がる
などのメリットがあります。
ただこのフラット着地をする際、シューズの底がフラットではなく少し丸みがあればフラット着地がしづらくなってしまう。
数年前に「イージートーン」という底に半球円状の突起がついたシューズが流行りましたよね。今はブーツとして販売されているみたいです。
こういった突起のついたシューズではフラット着地ができず、着地の際にどこか局部にストレスがかかり、身体の痛みや疲労増につながる可能性があります。
ですので、ランニングシューズを選ぶ際は、
必ず底がフラットになっているものを選ぶことが重要
です。
③シューズ内に異物感がない
①・②の基準でシューズを選んだとき、
実際に履いてみて異物感がないことも重要
です。
たまにシューズ内に生地の縫い目が出ているものがあり、その縫い目と足が当たってしまって皮が捲れたりすることもあります。そうすると、かなり足が痛んでしまう。
ですので、
シューズを履いた時に、生地などが当たらないかどうかをチェックする
ことも重要です。
ランニングシューズだけに限らず普段のシューズも含めて、足に生地や縫い目が当たらないかどうかを確認することは大切です。
④クッション性
続いてのポイントは、
シューズを履いたときのクッション性
です。
最近のランニングシューズはクッション性に優れている分、足裏がフラットではないものが多い印象があります。
僕が履いているランニングシューズは、セール時に購入して5,000円で買えました。これですね。
料金が高ければもっとクッション性が優れていますが、このデザインは値段も安いしフラットだったので、個人的にはかなりいい履き心地です。
クッション性が高いシューズを履いてランニングをすると快適なので、クッション性を基準に選ぶこともありだと思います。
ただ個人的にはあまり優先順位は高くなく、より良いものを…という方は、クッション性も1つの基準に選んでもいいかなというぐらいですね。
⑤実際に履いた時のフィーリング
そして最終的な判断基準は、
フィーリングで選び、フィーリングの悪いものは選ばない
ようにしてほしいですね。
フィーリングを軸にしてもらうと、失敗なくシューズを購入できます。こういった基準をもとにメーカーを選ぶとすれば、以下の4社がおすすめですね。
・ミズノ
・アシックス
・ニューバランス
・アディダス
特に日本ブランドであるミズノとアシックスは、日本人に合うシューズを開発しているので、個人的にはこの2社のランニングシューズがおすすめです。
続いては、実際に店頭などで見たりしてよかったシューズをご紹介していきますね。
ランニング初心者におすすめのシューズのメーカー①:ミズノ
ミズノのランニングシューズはかなり軽量ですし、クッション性も良くかなり走りやすいです。横幅も大きめなので、足の横幅が広い方には特におすすめですね。
最新のものは値段がはりますが、アウトレットとかで見るとかなり安いシューズも多めです。ランニングをこれから始める方は、以下のようなタイプがおすすめです。
ウエーブエアロ
ウエーブシャドウ
ランニング初心者におすすめのシューズのメーカー②:アシックス
以前はよくアシックスのシューズを履いていましたが、アシックスのシューズは、
・脚が疲れにくい
・足のフィット感も強い
・デザインもいい
といった感じです。
フラットに着地ができると、地面からの衝撃を緩和しやすくてポンポンッっと弾む感覚がわかりやすいですね。形から入りたい女性には、アシックスは合っていると思います。おすすめのものは、以下の通り。
DynaFlyte
MAGIC SPEED
ランニング初心者におすすめのシューズのメーカー③:ニューバランス
デザインで選ぶなら「ニューバランス」だと思います。おしゃれなデザインも多いですし、靴底がフラットのものも多いですね。
ニューバランスで良さげなものは、以下の通り。
FuelCell REBEL
M FLASH
ランニング初心者におすすめのシューズのメーカー④:アディダス
アディダスの本社はドイツなので海外製になりますが、一度アウトレットで購入したランニングシューズがかなり良かったです。
そのとき購入したのは2,980円でしたが、結局4年ぐらい履き続けました。同時に3種類買って、
・外でのランニング用
・ジムでのトレーニング用
・予備用
みたいな感じで使っていました。
値段が高ければ良い印象を受けますが、ランニングシューズに関しては必ずしも値段が高い=自分に合うとは限りません。アディダスでよかったものを選んでいるので、こちらも参考にご覧ください。
ファルコンラン DBG95
ファルコンラン DBG98
つま先に1cm余裕がある大きめがいい?ランニングシューズの選び方とおすすめメーカー4選のまとめ
今回は、ランニングシューズの選び方などについてお伝えしていきました。今回の内容を改めてまとめると、
・自分の足に合ったシューズの条件は主に5つ
・横幅を合わせる、縦幅はつま先に1cmの余白、足裏はフラット
・おすすめのランニングシューズのメーカーはミズノとアシックス
・自分に合っていないシューズを履いていると、痛み、張り、変形などにつながる
こういった内容をお伝えしました。
僕も購入するときに迷いましたが、ランニングシューズって選ぶの難しいですよね。とにかくフィット感が大事ですし、日本人の足には日本メーカーのものがいいと思います。
とはいえ、外国製でも自分の足に合うものもあるので、今回の内容が少しでも参考になれば嬉しく思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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