壁立ちをすると、姿勢が良くなる。そんなことも言われていますが、壁立ちはおすすめできないんですね。
「壁立ちは間違いだ!」と言い切れるわけでもありませんが、体の構造を考えるとどうしても不自然。
反り腰の方が壁立ちをすると、より反ってしまう。腰痛や肩こり、前ももやふくらはぎの張りもひどくなる可能性もあります。
この記事では、
・壁立ちって間違い?反り腰の方ほど避けてほしい理由
・自然な立ち方の習得方法
などを、パーソナルトレーナー歴12年の伊藤出(@izuru_style)が解説します。
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今回の記事の内容
壁立ちって間違い?反り腰の方ほど避けてほしい理由
よく「正しい立ち方」として“壁立ち”が雑誌などで紹介されていますが、個人的に壁立ちはおすすめできません。
その理由は、以下の通り。
壁立ちとは
改めて「壁立ち」を整理しておくと、文字通り壁に沿うような立ち方のことなんですね。
壁立ちをするとき、
・後頭部
・肩甲骨
・お尻
・踵
の4点を壁につけて立つことが良しとされています。

実はこの4点を壁につけるということがそもそも難しいですし、不自然なことなんですね。
4点を壁につけることは身体の構造上不自然
4点をつけて壁立ちをするのは、身体の構造からすると不自然。
例えば、お尻はある程度後方に膨らみがあり、後頭部や踵よりも後ろ側に出ていますよね。
お尻の膨らみを考慮すれば、このような立ち方が自然なはず。
ただこれを無視して、4点を壁につけようとすることで、
・肩甲骨が過度に寄ってしまう
・へそを突き出すように、腰が反ってしまう
・体重がつま先にかかり、太ももの前側の張りにつながる
こういった姿勢の変化が起こり、上記でお伝えした自然な立ち方から大きく外れてしまいます。
自然な立ち方と比べると、壁立ちをした方が窮屈そうですよね。
もし反り腰の方が壁立ちを意識して立ってしまうと、より反り腰になってしまう。
ですので、よほどの目的がない限り壁立ちはおすすめできません。
壁立ちでふくらはぎは壁につかない
また、壁立ちをされている方から、

壁立ちのとき、ふくらはぎが壁につかないんですが…
と聞かれることもあるんですね。お尻が後方に膨らんでいることを考えると、ふくらはぎが壁につかないのは当然です。
実際自然な立ち方を見ていただくと、壁とふくらはぎは離れていますよね?
もし壁立ちでふくらはぎがつかないと悩む方がいれば、それは特に問題ないので安心してください。
壁立ちは身体の問題につながる可能性
もし今、壁立ちを習慣にして、
・肩こりや首こり
・腰の張りや腰痛
・太ももの前側の張りや膝の痛み
こういった症状に悩んでいる方は、壁立ちをしていることが根本的な問題かもしれません。
壁立ちの姿勢を部分的に見ていくと、以下のような箇所にストレスがかかります。
この状態で日頃過ごしていれば、時間の経過とともに「痛み」や「不調」などが発生してしまう。
もし壁立ちを習慣的に行っていた方は、それをやめれば身体の悩みがすぐに改善する方も多いはず。
では具体的に、どのような立ち方をすればいいのでしょうか?
壁立ちを実践していた方にしてほしい立ち方を改善する4ステップ
実践してほしい立ち方は、
踝の真下に体重を乗せた、骨で立つような立ち方
です。
こういう立ち方ができると、体にかかるストレスが最小限となり、楽に立てて身体もスッキリしてきます。
立ち方の改善手順は、
1、椅子に座って、骨盤を適度に立てる
2、体をお辞儀させる
3、踝の真下に体重を乗せる
4、まっすぐ立ち上がる
この4ステップ。
具体的な方法は以下の記事で紹介しているので、立ち方を改善したい方はこちらを参考にしてみてください。

2023.04.27
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これができると、今抱える体の悩みを根本改善することにつながりますからね。
壁立ちって間違い?反り腰の方ほど避けてほしい理由のまとめ
今回は、壁立ちって間違い?反り腰の方ほど避けてほしい理由について解説しました。
・壁立ちは、基本的に4点を壁につける立ち方
・壁立ちをすると、体の構造上不自然な立ち方になる
・腰痛や反り腰、前ももなどの張りにつながる
・自然な立ち方を実践するためには、壁立ちをやめること
雑誌などでよく壁立ちが紹介されているので、イメージとすれば良さそうな立ち方ですよね。ただ実は、真逆。
個人的にはおすすめできないですし、自然な立ち方と比べてもらうと、その違いは一目瞭然。かなりしんどい立ち方です。
壁立ちをしても体の悩みが改善できなかった方は、ぜひこの機会に立ち方を変えてみてください。そうすると、今までとは違った楽さやスッキリ感を実感できるはず。
今回の内容が、少しでも参考になれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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