全身がガチガチで、特に前屈ができない。そんな悩みを持っていませんか?実は前屈ができない方でも、1日である程度改善が可能なんですね。
一番のポイントは「筋膜」を緩めること。そのためには、2分間のストレッチングが重要です。
ただそれ以前に、軽くお腹や腰に力を入れてからストレッチングを行う。そうすると、より前屈しやすくなることがわかると思います。
この記事では、
・前屈ができない原因
・前屈をする2つの方法
などを、パーソナルトレーナー歴12年の伊藤出(@izuru_style)が解説します。
今回の記事の内容
前屈ができない原因
今前屈をしようと思うと、
こんな感じになりませんか?もしくは、無理に前屈しようとすると、
こうやって膝が曲がってしまいませんか?
このように前屈ができないのは、以下の原因が考えられるんですね。
ハムストリングが硬い
まず考えられるのは、
太もも裏のハムストリングスが硬い
ということ。
この筋肉は、人が前屈をしたときに伸ばされる筋肉なんですね。
もしハムストリングスが硬くなっていると、上記でお伝えしたような前屈しかできません。
腰や背中の筋肉が硬い
もう1つ考えられるのは、
腰や背中にある脊柱起立筋などの筋肉が硬い
ということ。
脊柱起立筋は上半身が丸まったときに伸ばされますが、もしこの筋肉が硬くても前屈がしづらくなるんですね。
逆の言い方をすれば、
・ハムストリングス
・脊柱起立筋
この2つの筋肉を柔らかくできれば、今できない前屈もスムーズにできるはず。
ただ人間が感じる硬さというのは、筋肉が感じているだけではありません。
筋膜を緩めることが重要
前屈ができないとき、
身体が硬いな…
と感じますよね?
この「身体が硬い」って感じる要素はいろいろあるんですけど、その約41%の最も高い割合を占めているのが「筋膜」だそうです。
ですので、「筋膜」を緩めることで身体が柔らかくなり、前屈もしやすくなります。
約90秒以上伸ばし続けること
筋膜を緩める条件というのは、
・気持ちよく筋膜を伸ばす
・約90秒以上伸ばし続ける
この2つの条件が必須。
約2~5分間程度前屈をし続けると、筋膜が緩んで1日で前屈がしやすくなることが体感できます。
ただいきなり伸ばすよりも、少し手順を踏んだ方がより変化がわかりやすいんですね。ここから具体的な方法を実践しますが、以下の手順通りに実践してみてください。
前屈ができるようになる方法①:お腹や腰を軽く力ませる
まず最初に、今どのくらいまで前屈できるのかをチェックしておきましょう。
確認ができたら、まずは両手を身体の後方について以下のことを行っていきます。
1、へそを突き出して背筋に力を入れる
1、両脚を伸ばし、両手を身体の後方につく
2、身体を少し後方に倒し、へそを突き出して背中を反らす
3、10秒間5割ぐらいの力で背中に力を入れる
4、これを3回行う
2、背中を丸めてお腹に力を入れる
1、地面に座り、両脚を伸ばす
2、膝を軽く曲げ、身体を軽く丸める
3、その状態で、10秒間軽く腹筋に力を入れる
4、これを3回行う
3、両脚を伸ばして前ももに力を入れる
1、地面に座り、両脚を伸ばす
2、両手を身体の後方につく
3、膝をグッと伸ばし、前ももに力を入れる
4、5割ぐらいの力で、10秒間力む
5、これを3回行う
4、踵で地面を押してもも裏に力を入れる
1、地面に座り、両膝を軽く曲げる
2、両手を身体の後方につく
3、踵で地面を押し、もも裏に力を入れる
4、5割ぐらいの力で、10秒間力む
5、これを3回行う
とりあえずこの4つが終わった後に、再度前屈をしてみてください。
そうすると、先ほどよりも前屈がしやすくなっていませんか?これである意味準備ができたので、続いては根本的に前屈ができるように筋膜を緩めますね。
前屈ができるようになる方法②:筋膜を緩める
筋膜を緩める方法は、以下の通り。
1、長座で前屈をする
1、地面に座り、脚を腰幅に開く
2、身体を前屈させ、心地よく感じるところでキープ
3、その状態で深呼吸を繰り返し、2分以上伸ばし続ける
もしこのポージングがとりづらい方は、お尻の位置を少し上げるともっとやりやすいですよ。
2、お尻の位置を上げて長座で前屈をする
1、地面に台などを置き、その上に座る
2、脚を腰幅に開く
3、身体を前屈させ、心地よく感じるところでキープ
4、その状態で深呼吸を繰り返し、2分以上伸ばし続ける
本気で柔らかくしたい方は、「バランスディスク」などに座って5分間し続けてみてください。
そうすると、最初がこのような前屈しかできなくても…
筋膜を緩めた後には…
このぐらいまでできるようになるんですね。
それぐらい即効性がありますし、筋膜を適切に緩められると、1日でもかなり変化を実感できます。
もし前屈ができない方は、こういった手順で筋膜を緩めてみてください。
1日でも改善可能!前屈ができない原因と前屈する2つの方法のまとめ
今回は、1日でも改善可能!前屈ができない原因と前屈する2つの方法について解説しました。
・前屈できないのは、主に腰やもも裏の筋肉が硬い
・筋膜が硬くなると、より前屈がしづらくなる
・腰やもも裏を力ませると、ある程度前屈しやすくなる
・その後に、筋膜を緩めるように前屈を行う
・そうすると、1日でも前屈ができるようになる
人間の身体は不思議ですよね。前屈ができないと思っていても、適切なことができれば1日でも変わる。
筋膜を緩める方法を毎日やれば、毎日少しずつ前屈の角度が広がり、1週間続けるとかなり変わってきます。この変化が楽しかったりしますよね。
痛みや不快感が出ると成果が出にくいので、とにかく気持ちよく行うのがポイント。それだけは守って、実践してくださいね。今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
無料体験・パーソナルのお申込みはこちら
今回お伝えした内容は、パーソナルのセッションだとより確実に改善可能です。もしご自身で改善が難しい場合は、お気軽にご相談ください。
・無料体験のお申込みはこちら
・パーソナルのお申込みはこちら
・【毎月1名限定】パーソナルモニター募集
・ペアパーソナルのお申込みはこちら
最新記事
・腰痛になる原因と改善する3つの手順
・筋トレで汗をかかないと意味ない?4つの具体例で解説
・エアロバイクは膝に悪い?膝への負担が増す原因と改善する5つの方法
・足パカの効果っていつから?痩せない原因と脚やせする3つの方法
関連記事
・【実例】手術しても改善しないモートン病の原因と4つの改善方法
・治らない腰痛に悩む方必見!緊張性筋炎症候群(TMS)と痛みの関係
・自律神経のバランスが乱れる原因と整える5つの方法
・乳がんの方を365日担当して感じた健康のための運動と食事
コメント